手作りのお好み焼きでもてなしたこと
子供を出産してから、なかなか自由がきかなくなった。妊娠中の大きな、重たい体のときは、早く産んでしまって、自由に動き回って走りたいと思っていたが、子供が産まれたら、そんな余裕はなくなるよと、子育ての先輩から言われていた。まだ、出産も経験がない私は、その言葉の意味がわかっていなかった。体が軽くなれば、楽になるはずなのに、何がそんなに余裕がないのだろうと思っていた。赤ちゃんは、小さくて大人しく眠るものだと思っていた。出産して2週間までは、想像通りの赤ちゃんで、なかなか起きない赤ちゃんだった。
産院でも、周りの赤ちゃんはギャンギャン泣いているのに対し、全然泣かずに、スヤスヤと眠り続ける我が子。何だか、周りに動じない強い子供に見えて頼もしかった。それが、2週間くらい経ってから、夜泣きが激しい子に変身してしまった。今まで楽に子育てが出来ていただけに、あの大きな泣き声には参ってしまった。朝も夜も関係ない生活がスタートした。育児に慣れるまでは、相当の時間が掛かった。
いつも寝不足で、具合悪い日々が続いた。朝か夜かもわからないほどだった。そんな私を心配して、友達が会いに来てくれると言うので、私は時間がない中、お好み焼きを作って、友達を迎えようと考えた。やっぱり、せっかく来てくれるなら、何か手作りのものでもてなしたい。お好み焼きはよく作っていたため、青のりも、削り節もストックがあった。丁度、子供が眠っていたときに、友達と一緒に食べたお好み焼きは、本当に美味しくて、友達が心配して来てくれたことも、嬉しかった。
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